天国までの百マイル

「天国までの百マイル」を読んで スイングベル.gif
     2002年5月22日(水)


 先日テレビでこの映画をやっていました。
 お母さん役は八千草薫さんが出演していました。
 何頃撮った映画かはわかりませんが、楽天の「心に残る一冊」の本の中に入っていました。
 原作は「浅田次郎」さんです。
 其の楽天を見て送料無料で買いました。
 本のことは忘れて居ましたら、先日この映画をテレビでみましたので、後からではつまらないかしら?と思いながらも、読みはじめました。
 映画も良かったですが、本のほうが、やはり詳しくもっとたくさんの内容が詰まっているので、大変良かったです。
 日常的には、親をどう思っているか?などと考えないのに、自分が苦しくなると人の苦しみも良くわかり、母親を大事にしたいという心が生まれてくる。
 生活するのがやっとの主人公が、今まで苦労のしどおしの母親を何とか元気にしてあげたい。
 お金をどうするかも考えなく、どうしてもやらなければ、自分の生活もどん底から這い上がれないと考えて必死になって母の病気を直す方法を考えて、兄弟も手を出さない、協力もしないなかで、母の手術をやってくれるお医者さんを探してもらい、病気の母を自分の手で、車を借りてきて、運んでいく。
 母親が持つかどうか判らないのに運ぶ、其の距離が160キロ。100マイルという。
 母を乗せてからもガソリン代すらないので、金策に立ち寄る。
 電話をかけて頼み込んでやっと借りる、その金貸しも主人公の気持ちを知って、自分の財布ごと貸してくれる。
 そんな事をしながらでも、母を連れて千葉の鴨浦まで行く。
 そこには世界一の先生がいる。

 詳しく話しては読む張り合いがなくなりますから、このくらいにしておきます。
 お勧めの本です。
 読むチャンスがあったら、ぜひ呼んでみてください。





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